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直交表とは

直交表とは、どの列を取っても、同じ組合せが同じ数だけある表のことです。

簡単に書くと「実験の回数が減らせる魔法の表」です。ただし、統計的な計算をしなければなりません。

ちなみに、直行表ではなく直交表です。L18の直交表を例にしてもう少し説明します。

L18 制御因子
A B C D E F G H



1 1 1 1 1 1 1 1 1
2 1 1 2 2 2 2 2 2
3 1 1 3 3 3 3 3 3
4 1 2 1 1 2 2 3 3
5 1 2 2 2 3 3 1 1
6 1 2 3 3 1 1 2 2
7 1 3 1 2 1 3 2 3
8 1 3 2 3 2 1 3 1
9 1 3 3 1 3 2 1 2
10 2 1 1 3 3 2 2 1
11 2 1 2 1 1 3 3 2
12 2 1 3 2 2 1 1 3
13 2 2 1 2 3 1 3 2
14 2 2 2 3 1 2 1 3
15 2 2 3 1 2 3 2 1
16 2 3 1 3 2 3 1 2
17 2 3 2 1 3 1 2 3
18 2 3 3 2 1 2 3 1

A1の条件(上記表の実験番号1〜9。緑色の1)であれば、実験番号1〜9において、B1(ピンク),B2(茶色),B3(水色)が3回ずつ、C1,C2,C3(Cの列)も実験番号1〜9において3回ずつ、D〜Hも同じように実験番号1〜9で1〜3が3回ずつ含まれています。

したがって、A1,A2の平均を比較すれば、A以外の因子の影響は平均化されるので、Aに関しては他の因子の影響がない公平な比較ということになります。

直交表の実験に従って得られた実験結果は、分散分析を行って、最適な水準が求められます。

先ほど、実験の回数が減らせると書きましたが、例えば8つの因子(製造条件)がある場合、因子を一つずつ変えて実験したら、4374通りの実験をしなければなりません。

しかし、直交表を使えば、18通りですみます。効率は243倍です。

直交表には以下の型があります。

 2水準型:L8、L16、L32
 3水準型:L9、L27
 混合型(品質工学で推奨):L12、L18、L36

実験したい製造条件の数と水準により、直交表を選択することになります。

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羽根田修

ものづくりにおける不良低減・歩留り向上を支援するコンサルタント。
改善の視点や、品質管理、タグチメソッドといった手法を一緒に実践するため、クライアントの人材育成にも貢献している。

詳細プロフィール→  羽根田 修

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